肺がんの原因

喫煙

肺がんの原因として、まず挙げるべき要因は「喫煙」です。 ニコチン、タールなど、タバコには数多くの有害物質、発がん性物質が含まれており、その数は200種類以上にものぼるといわれます。そのため、さまざまな疾病やがんの原因であるとされており、とりわけ、肺がんは喫煙と深い因果関係を有していると考えられます。


例えば、あるデータによれば、喫煙者の肺がん発症率は、非喫煙者に比べて男性で4.5倍、女性は4.2倍も発症リスクが高いことが示されています。


また、喫煙者を喫煙指数(喫煙の年数×1日に吸う本数)で分析してみると、タバコを吸わない人と比べ、喫煙指数が高い人ほど肺がんの発症率も高まり、喫煙指数が1,200を超える人の場合は、吸わない人との比較で6.4倍も肺がんに罹患しやすい、という結果が出ています。


さらに、自分自身はタバコを吸わなくても、近くに喫煙者がいることで“環境タバコ煙”を吸入させられてしまう、いわゆる「受動喫煙」も大きな問題となっています。受動喫煙の害を被っている人の肺がん発症率は、受動喫煙リスクのない人と比べて2~3割ほども高いものと推計されており、タバコは、自分自身だけでなく、家族や友人など、親しい隣人をも肺がんの危険にさらす行為であるといえます。


肺がんに限らず肺気腫や動脈硬化、狭心症など、さまざまな疾患の要因となると考えられているタバコとは一日も早く決別し、禁煙に踏み切ることが、肺がん発症のリスクを軽減する第一歩であるといえます。